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NGC7331とNGC7317-20(ステファンの5つ子)の特徴・見つけ方・撮影ガイド | 星雲・星団・銀河ガイド
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NGC7331とNGC7317-20 (ステファンの5つ子)


1. 大銀河と密集する銀河群の競演:概要
​NGC7331は、ペガスス座の方向、約4,000万光年の彼方に位置する大型の渦巻銀河です。その美しく傾いた姿は、私たちの住む天の川銀河やアンドロメダ座大銀河(M31)と構造が非常によく似ているため、天文学的にも重要な研究対象となっています。

そして、このNGC7331からわずか0.5度という目と鼻の先にあるのが、NGC7317からNGC7320までの5つの銀河が超近接して並ぶ銀河群「ステファンの5つ子(Stephan's Quintet)」です。1877年にマルセイユ天文台のエドゥアール・ステファンによって発見されたこの天体は、宇宙のなかで銀河同士が互いの重力で激しく引き合い、衝突・合体していくダイナミックな進化の過程を現在進行形で目撃できる、全天で最も有名なコンパクト銀河団です。
項目NGC7317NGC7318NGC7319NGC7320NGC7331
別名MCG6-49-38UGC12102UGC12101UGC12113
分類楕円銀河相互作用銀河相互作用銀河渦巻銀河渦巻銀河
星座ペガスス (Peg)ペガスス (Peg)ペガスス (Peg)ペガスス (Peg)ペガスス (Peg)
等級13.613.11312.69.5
視直径1'1'1'2'10'
距離(光年)30000万30000万30000万3900万4000万
赤経 / 赤緯22h 35.9m / +33° 57’22h 36m / +33° 58’22h 36.1m / +33° 59’22h 36.1m / +33° 57’22h 37.1m / +34° 25’


2. 位置と探しかた:ペガスス座の四辺形の北側、主星から辿る
​秋の夜空の主役である「ペガスス座の大四辺形」が天頂近くに高く昇る頃、国内からも大気の影響を最も受けにくい極上の条件で迎え撃つことができます。
四辺形の右上(北西)の角にある2等星「β星(Scheat/シェアト)」からスタートし、さらに北にある4等星「η(イータ)星」を目指します。NGC7331はこのη星から、さらに北側(トカゲ座の方向)へ約4.3度進んだ場所に位置しています。このエリアは明るい星が少ないですが、NGC7331自体が非常に良い目印となるため、ここを拠点にすぐ隣の「5つ子」へとアプローチをかけます。



​3. 観測の難易度:主役の大銀河と、大口径を試す5つの深宇宙
​総合光度はNGC7331が9.5等と明るい反面、ステファンの5つ子は14等〜16等台という極限の暗さを持っており、眼視観測では圧倒的な「明暗の対比」と機材の限界に挑む楽しさがあります。

​NGC7331の眼視:
中心部(コア)の輝度が比較的高いため、口径10cmクラスの小型望遠鏡でも、夜空の条件が良ければ「少し細長く伸びた、上品な楕円状の光の塊(存在)」をしっかりと確認できます。口径20cm以上の望遠鏡に向きを変えると、周囲にほどける淡い円盤の広がりがさらに見えてきますが、腕の細かな模様や暗黒帯を眼視で分離するのは本州の空からは極めて困難です。

​ステファンの5つ子への挑戦:
大銀河NGC7331を視野に捉えたら、そこから南西へわずか半度(満月1個分ほど)視線をずらします。しかし、5つ子の銀河たちはそれぞれが14等〜16等と異様に暗く、見かけの大きさも極めて小さいため、口径20cm〜30cmクラスの大口径望遠鏡を使い、光害の全くない最高の暗い空で、高倍率をかけてじっくりと網膜を凝らし、ようやく「いくつかの極めて淡い星状のシミが寄り添っている気配」がなんとなく確認できるという、眼視最難関クラスのフロンティアです。

​4. 天体撮影・画像処理のポイント
​構図(同一視野の勝利): この天体の一番の醍醐味は、フルサイズカメラで焦点距離600mm〜1,000mmクラスの長焦点鏡筒を使用することで、画面の右上に堂々と輝く大型のNGC7331、そして左下に健気に身を寄せ合うステファンの5つ子を、1画面の同一視野に見事にバランスよく収められる点です。大宇宙の広がりと密度の対比が美しく、天体写真家にとって秋の最高峰のターゲットの一つです。

​表現: 画像処理における最大のハイライトは、NGC7331の精巧な暗黒帯(ダストレーン)のエッジと、5つ子のなかで繰り広げられる銀河同士の衝突によって宇宙空間へ引き千切られ、潮汐尾として淡く漂う「星やガスの細かなフィラメント(背景の分子雲)」のあぶり出しです。

丁寧なフラット処理で秋の夜空のベースを完璧な漆黒に整え、背景ノイズを徹底的に抑え込みます。
NGC7331のバルジから滑らかにほどける腕、そして5つ子たちのコアが白飛びしないようにデジタル開発の階調をコントロールし、銀河たちが**「透明感のあるコバルトブルーと、淡い黄金色のグラデーションによる美しい luster(光沢)」**を放つようにコントラストを引き締めます。これにより、漆黒の宇宙空間に壮大な銀河の織り成す一大ドラマが立体的にカッと浮かび上がる、圧倒的な奥行き感を持った大作に仕上げることができます。

​5. シーズンとアドバイス
​ベストシーズン: 9月〜11月頃。


★ 見頃は、8から10月頃

写真に最適 0時に南中 8月下旬
観望に最適 に南中
 

★ 今夜の観測タイミング

観測夜 ※ 30:00までは同日扱い
観測地 ( 緯度 35.69,経度 139.69 )
 
18 20 22 0 2 4 6
天文薄明
ベスト
(40°~87.3°)
推奨
(20°~87.3°)
挑戦
(5°~87.3°)
20:40 02:53
22:27
02:53 4時間26分
20:41
02:53 6時間12分
20:40
02:53 6時間13分
 ◆ 南中高度:87.3° 
月齢 3(12%)
↘月の入 21:22



​撮影のコツ: ステファンの5つ子は非常に暗く繊細なディテールの塊なため、撮影は「月明かりが完全にない新月期」であること、そして「空の透明度が極限までスカッとヌケていること」が絶対条件となります。大気がピタッと安定するシーイングが良い夜を選び、総露出時間を限界まで贅沢に稼いでコンポジット枚数を重ねるほど、眼視では決して捉えることのできなかった宇宙の至宝たちの全貌を、カメラのセンサーに限界までシャープに焼き付けることができます。

* Supported by Gemini and chat GPT.

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